これから独立する会計士に読んでほしい!!【開業準備 健康保険編】

開業準備

 

どもイケダン会計士です。

今回は、『これから独立する会計士によんでほしい!!』シリーズの【開業準備 健康保険編】です。

『独立後の健康保険はどうするか』については、サラリーマンをやめて個人事業主として独立する際は、誰もが考えることだと思います。

サラリーマン時代は、健康保険料の半額を会社が負担してくれていますが、個人事業主になると全額自己負担となります。

『独立後の健康保険はどうするか』について、監査法人を退職し、個人事業主(会計事務所)として独立開業した私のケースを紹介したいと思います(あくまで私のケースであり、一般的なケースではないです)。

同じ環境にいる同業の皆様の参考になれば幸いです。

(そもそもの健康保険制度の概要等についての詳細な説明は割愛させていただきます)

 

選択肢

監査法人を退職し、個人事業主(会計事務所)として独立した際に選択できる健康保険は主に以下の2つ(配偶者の健康保険という選択肢は除外)。

  1. 任意継続
  2. 国民健康保険

いずれの健康保険を選んでも、受けれらるサービスは同じなので、どちらを選択するかの有利不利は、単純に『支払う保険料の高い安い』で判定します。

 

任意継続

簡単に、任意継続とは、従前加入していた健康保険を退職後も2年間に限り継続できる、という制度です。
ただし、任意継続を選択・継続するには、主に以下の条件があります(私が気になったもののみ記載していますので網羅性はないです)。

  1. 従前加入していた健康保険の期間が2ヶ月以上であること
  2. 従前加入していた健康保険の資格喪失から20日以内に任意継続を選択すること
  3. 任意継続に加入していられる期間は最大2年間のみ
  4. 任意継続を脱退するには、(意図的に)保険料を支払わなければよい
  5. 任意継続を一度脱退したら再加入はできない

私は、勤務していた監査法人の健康保険組会の被保険者でした。

ですので、任意継続を選択すると、退職後も2年間は退職前と同じ健康保険組合の被保険者を継続

できます。

 

任意継続を選択した場合の保険料はいくらになるのか?

加入している健康保険組合等により計算式が異なります。

私は、この点を間違って理解しており、任意継続ならどこでも(健康保険組合と全国健康保険協会)同じ計算式で保険料が計算されると誤解していました。

私のケースでも、任意継続を選択した場合の標準報酬月額の上限は『28万円』(全国健康保険協会)と誤解していました。

このため、標準報酬月額28万円を使って、任意継続を選択した場合の健康保険料を試算し、国民健康保険の保険料と比較していました。

まぁ、結果的に間違ってはいなかったのですが・・・

 

国民健康保険

国民健康は、健康保険組合や全国健康保険協会等に加入していない人がはいる健康保険です。

任意継続を選択しない場合には、この国民健康保険に加入することになります。

国民健康保険は、自分が住んでいる市区町村が手続きをしているため、区役所等に窓口があります。

 

国民健康保険を選択した場合の保険料はいくらになるのか?

私は、中野区に住んでいるため、中野区役所の保険医療分野窓口に行って、国民健康保険に加入した場合の保険料を試算してもらいました。
(受付けで整理券を発券してもらう際の選択肢として、『任意継続との比較』というものがあったので、このような相談は多いのだと思います)。

(やはりですが)国民健康保険を選択した場合の保険料は上限(マックス)でした(扶養家族が何人増えようと同じ金額)。

 

有利不利判定

事前(退職前)

事前(退職前)に試算値で有利不利判定をしたところ、『国民健康保険>任意継続』であったため、退職時に任意継続を選択していました。

 

事後(退職後)

退職後に、第一回保険料の支払通知が自宅に届いたので、確認すると、

『あれ、国民健康保険の試算値よりも安いが、事前に試算した任意継続よりも高い、なんでだ???』となりました。

よーく確認してみると、任意継続の計算式が事前にネットでみていたものと違っていました。

この時点になって、初めて『任意継続の計算式は健康保険組合と全国健康保険協会では違う』と気づきました。

私が加入していた健康保険組合における任意継続の計算式は以下でした。

  • 『私の退職時標準報酬月額』と『組合員の平均標準月額』の小さいほう

事前の試算値よりも保険料は高かったですが、国民健康保険よりも安かったので、結果的に判断は間違っていなかったのでよかったです。

 

まとめ

事前検討をする時間がない人は、とりあえずの任意継続を選ぶのがよいと思います。

とりあえずの任意継続を選択しておき、実際に第一回支払いをしてから、国民健康保険と比較し、仮に国民健康保険の方が安かったら、任意継続の第二回支払をしなればいいだけです。

それをする際には、少し手間ですが任意継続の支払方法として『毎月支払い』を選択しておく必要がありますが。

 

【編集後記】
週末は、とある『会』のキックオフに参加。
そのうち詳細はご報告します。