これから独立する会計士に読んでほしい!!【開業準備 国民年金編】

開業準備

 

本日は、会社員が個人事業主として独立した際に必要な手続きの一つである国民年金について紹介します。

 

はじめに

会社員時代は、保険や年金の手続きはすべて会社がやってくれていましたし、支払いも給与天引きでした。

会社員を退職して個人事業主になると、保険も年金も自分で手続して、自分で支払う必要があります。

 

私は、健康保険の手続きはきちんとやっていたのですが、国民年金の手続きを失念していました。

失念というより誤解していました。自分からの手続きは不要で、退職すると自動的に年金機構から手続書類が送られてくるものだと。

皆さんもお間違えないように、退職したら自分で区役所等に行き、退職後14日以内の手続きが必要となります。

 

前提

今回も私のケースで紹介していきますので、以下の前提であることをご承知おき頂ければ幸いです。

  • 監査法人を退職し、個人事務所(個人事業主)として独立
  • 被扶養配偶者はいない
  • 口座振替にて支払い

 

本投稿では、手続き、手続時に持参するもの等を紹介するのみであり、『国民年金とは』などといった制度自体についての解説は割愛させて頂きます(制度については日本年金機構HPをご参照ください)。

 

実際の手続き

会社員を辞めて、個人事業主になると、年金については、厚生年金から国民年金への切り替えの手続きが必要になります(国民年金第1号資格取得の手続きが必要になります)。

場所

手続きは、区役所、または年金事務所にて行うことができます。

ただ、国民年金を口座振替で支払う予定で、1度ですべての手続きを完了したい場合には、年金事務所での手続きをおすすめします。

 

私は、HP等で調べて、はじめに区役所に行きました。

そこで、必要書類に記載し、口座振替での支払いを希望すると、以下のことを言われました。

  • 『国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書』に記入して、年金事務所、または金融機関へ持参すること(4月以降分)
  • (その後)手続きが完了すると、年金事務所から振込用紙が送られてくるので(1月から3月分)、それを使って振り込むこと

 

そこでやっと気づきました、『最初から年金事務所に行き手続きをしていれば1回でソッコー完了したんだ』と。

国民年金に係る手続フローは、区役所→年金事務所、となっているので、区役所は単なる窓口で、そこでは処理されず、申請書等は年金事務所に集められて、そこで一括処理させるんだと思います。

はじめから年金事務所行っていればよかったと後悔しつつ、もちろん、その足で年金事務所に向かいました。

 

年金事務所では、再び、申請書類等に必要事項を記入し、少し(5分程度)待つと、その場で2018年1月から3月分の振込用紙をもらえました(2018年4月分~は口座振替のため)。

かなりの時間短縮ですね、これを区役所で手続きしていたら、区役所→年金事務所→郵送→自宅に振込用紙到着、って感じですからね。

 

必要なもの

年金事務所での手続きに際しては以下のものを持参しました。

  • 年金手帳
  • 退職日が分かるもの(退職証明)
  • 銀行印

マイナンバーも必要かなと思い用意していったのですが、使いませんでした。

念のために、事前に電話等で問い合わせて必要なものを確認してから手続きに行くことをおすすめします。

 

所要時間

私は朝イチで行ったので、年金事務所に入ってから出るまでの時間は約15分程度でした。

中には私の他に2人ほどお客さんが来ていましたが、窓口もたくさんあるので、すべての窓口が埋まっているということはなく、スムーズに手続きが完了しました。

 

支払いは口座振替で2年前納付がお得

 

事前にあまり調べることなく、国民年金の手続きに行ったのですが、行ってみて支払方法等により支払額に(けっこう)差があることがはじめて分かりました。

選択できる支払方法としては、以下の2つです。

  • 現金納付
  • 口座振替

選択できる支払時期としては、以下の5つです。

  • 通常納付(翌月末納付)
  • 早割(当月末納付)
  • 6ヶ月前納(6ヶ月分前払)
  • 1年前納(12ヶ月分前払)
  • 2年前納(24ヶ月分前払)

上記の支払方法と支払時期の組み合わせにより、割引として支払額の優遇があります。

もちろん、現金納付・口座振替×通常納付での割引なしからスタートして、口座振替×2年前納により割引額15,640円となります。

これはかなりお得だと思いました。

現時点での国民年金1ヶ月分は16,490円、それを2年前納すると支払額は378,320円です。

378,320円の支出に対して15,640円の利息がつくと思うと、かなりの高利回りですね。

国民年金は必ず支払わなければならない支出ですので、(お金にも余裕があったので)私は迷わず2年前納を選択しました。

ここで、疑問点が、前納済期間中に再び会社員となり国民年金をやめた場合にはどうなるのか。

これについては、きちんと冊子の注意書きにもあり、『未経過期間の国民年金保険料は還付されます』とのことでした。

 

もう一つ疑問が、前納済期間中に国民年金の値上がりがあった場合には、不足分の追加支払いが必要になるのか。

これについて注意書きはなく、自宅に戻ってから疑問に思ったことなので確認できませんでした。

 

まとめ

会社員を退職すると、保険、年金と自分で手続きをするようですので、いろいろ大変ですよね。

これらのことについては、本来は自分で管理すべきものだと思うので、今回いろいろ手続きもして、自分で直接支払うようになり、前よりも保険、年金を意識するようになったと思います。

これから会社員を退職し、個人事業主として独立する方は、国民年金の手続きもお忘れなく!!

 

【編集後記】
本日はこれから税理士会中野支部の面接があります。
その様子はまた後日紹介します。